砥石の性能を引き出すドレスリード
ユーザー様の現場では、砥石の性能を発揮するためにドレスをかけるにあたって送り速度に対する考え方が、マチマチであることが判りました。
そこで、砥石を有効に働かせるには、その粒度に見合ったドレス速度があることを伝える必要があります。
この計算式は、ノリタケカンパニーのダイヤモンドドレッサーのカタログにも掲載されており、一般的な考え方のものです。
この計算式で砥石の使用砥粒径と砥石回転数をインプットすれば、ドレス速度が自動計算されます。
また、そのドレッサーを使いたい砥石の幅をインプットすれば、その幅に対するドレス送り時間が出るようになっています。
この計算式に基づいてドレス送り速度を出し、実際の研削盤で試してもらえば、目標としていた面粗さが出るようになります。
あなたが使っている砥石のドレスリード(ドレス速度)は?
これがドレスリードの計算式です
F(mm/min) | = | d(μm) × N(rpm) | |
2.5×1000 |
F:ドレッサー送り速度
d:砥粒の平均粒度
N:砥石回転数