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中橋通信

中橋通信vol.23 ビト均質ポーラス砥石

『ノンクロッティ』

ノリタケカンパニーのビト砥石に「ノンクロッティ」という名の商品がある。この砥石は、製法に特徴があり、砥石を構成する砥粒とボンド、気孔のバランスをより均質に作り上げた砥石です。砥石の構造がより均質になるとどんないいことがあるのでしょうか?①砥粒の偏在がないために砥石の研削面がワークに接するときにどこで当たっても均一な状態となり、加工面の品質が向上します。②砥粒の偏在がないために回転させたときのアンバランス量が少なく、スムーズな回転をします。これにより、使い始めから、使い終わりまで、バランス調整しなくても使える場合があります。③砥粒間隔を最適化したために形状維持性に優れます。

いいところだらけのような書き方ですが、まだA系の砥石しか製造できません、

各種焼き入れ鋼の難削材(SCr、SKH、SCMなど)を高能率で研削されたい場合など、相談ください。

中橋通信vol.22 滑り止め

『ノンスリップ』テープ

ノリタケカンパニーの商品に「ノンスリップ」テープがラインナップされているが、これは、研磨布紙、サンドペーパーを応用しノリタケコーテッドアブレーシブ(NCA)が製造しています。

種類は3種類あり、①一般屋外用(土足用)はアルミ箔の上に砥材をコートしたもの、②重歩行用(土足用)はジーンズの生地の上により大きな砥粒をコートし、耐摩耗性に優れている。③屋内用(素足用)は合成ゴム素材に合成ゴム粒子を乗せてあり、素足で踏んでも痛くない加工が施してあります。

近年、新製品として①蓄光タイプ、②透明タイプ、③プリントタイプ、④蛍光タイプが追加されており、施工場所が広がっています。

弊社(株)片桐商会もこの『ノンスリップ』テープの販売を積極的に計画しています。また、既存商品では、着色数に限りがあるため、塗料屋さんとタイアップし、好みの色を着色することを可能にしました。 工場、縞鋼板の階段など滑りやすいところに設置を計画してみてはいかがですか?

中橋通信vol.21 電着

電着ホイールとは

電着ホイールとは、台金に超砥粒(ダイヤモンド、CBN)をメッキにより一層のみ固定した研削用ホイールです。各種鉄系材料から光学、電子部品、半導体材料まで幅広い用途に対応します。被削材の種類により、ダイヤモンド又は、CBN砥粒を使い分けし、その研削に適したホイールとします。

電着ホイールには、次の特徴があります。①砥粒突き出し量が大きいため切れ味に優れる。 ②砥粒保持力が高いため高能率研削が可能です。 ③砥粒密度が高いため摩耗が少なく加工精度が安定します。 ④台金形状により総型加工が可能です。 ⑤ホイール強度が高く超高速研削が可能です。 ⑥台金を再利用することでコスト低減が図れ、環境にも優しい。また、砥材層を二重にした二重電着ホイールも製作でき、ホイール寿命が1.5倍向上します。電着部分をパターン化し、付着面積をコントロールすることもできます。これにより、切れ味が向上するほか、切粉の排出や研削油の供給が良くなり切れ味の持続が可能となります。

電着ホイールのご相談は、株式会社片桐商会に!!

中橋通信vol.20 砥石の表示について

砥石の表示

砥石は、その性格上、表示でどのような内容のものかわかるようになっています。今回は、砥石の表示について説明します。

WA 80 J 7V53R (1) 355x38x127】との表示があったとします、これは、何を表しているのでしょうか?WAは使用している砥材の種類を、80はその砥材のメッシュサイズを、Jはその砥石の結合度を表し、それぞれ、砥材にはA系とC系があります。メッシュサイズは

粒度とも呼ばれ数字が大きくなれば細かい値となります。結合度は、砥材を結合剤(ボンド)がつかんでいる強さと思うとわかりやすいと思います。次のは組織と呼ばれ砥粒の占める体積の比率を表しています。はおおよそ49%で、8になれば47%となります。V53Rは、ビトリファイドのVであり、後の記号はメーカー独自の記号です。(1)は形状記号と呼ばれ、1は平型砥石を意味します。次にその砥石の大きさの表示があり、外径寸法x厚みx穴径の順に書かれています。

砥石を注文の際は、この記号をすべて教えていただくと手配が速くなります。

中橋通信vol.19 オイルストーン

油砥石とは?

古くから、『油砥石』という注文があります。そもそも『油砥石』とはどんな砥石でしょう?

『油砥石』の由来は、砥石に灯油を主体とする“油”をしみこませたところからついたとのこと。

母体となっているのは、“A系角砥石”で、砥粒は褐色アルミナ質の物が使われています。

手磨きの分野では最も汎用的で、金型や刃物を始めとする金属、ガラス、宝石などの非金属

の磨き、目立て、バリ取り、雑研など比較的身近で、広範囲に使用される砥石です。粒度の

種類も①荒目(#120)②中目(#180)③細目(#320)④極細目(#400)と言った表示

をし、()内数字はおおよその粒度です。

一般に砥石は磨くイメージが強いのに対し、『油砥石』は研ぐイメージで使われることが多くほとんどが手作業です。代表的な寸法も作業者の手になじむように100x25x13、115x38x16、150x50x25、205x50x25が設定されています。

(株)片桐商会では、株式会社大和製砥所製の『油砥石』『CHERRY OIL STONE』を扱っています。ぜひ、ご相談下さい。