A精機の社長から、「ある研削盤で使用している砥石が面粗さが出なくて困る。」と相談され、現場へ駆けつけた。その研削盤のドレス送り速度を確認すると、機械が搬入された時から一度も変更されていないことが判り、使用砥石に合わせたドレス送り速度に設定しなおした。その後の研削にて、面粗さは求められる値が出るようになった。
業務用砥石の販売やドレスリード調整は、片桐商会にお任せください! |
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投稿者「katagiri-grind」のアーカイブ
中橋通信Vol.8を追加しました。
投稿日:2015年04月30日(木)
中橋通信vol.8-砥石と付き合うルール
『転がすな、落とすな、ぶつけるな』の三原則
研削砥石の製造方法は、陶磁器やベークライトなどの製造方法と大差がなく、焼物であったり、樹脂を硬化させて製造します。『転がす』と外周に傷がつきますし、『落としたり、ぶつけたり』すれば割れます。このようになったものを高速回転させて使用することはできません。
また、砥石の使用面は、その形状ごとに決められており、使用面以外の箇所で研削を行ってはいけないことになっています。指示された使用面以外を使用することは、破壊事故を引き起こしやすいので、規則によって禁止されています。砥石は、最高使用周速度が決められており、それを超えて使用できません。
この速度は、m/s(毎秒何メートル)の単位で表示しますが、45m/sは、時速にすると162Km/hに相当する速さです。
このように研削砥石を安全に使用いただくために、中央労働災害防止協会から『グラインダ安全必携』というテキストが発行されています。砥石を扱う作業者の方や事業主の方は、必ず、これを読んで内容を理解してください。
ホームページを開設しました
投稿日:2015年04月28日(火)
このたびホームページを開設しました。
事例2
両頭グラインダーでドリルの刃先を削っている客先で砥石の種類の相談を受け、そのドリルの材質に合った砥石の種類(例えば、SKHにはPA砥石、超硬にはGC砥石を用いること)を説明した。注文をいただき後日、納品と同時に切れ味を確認すると研削に掛かる時間が圧倒的に短くなった。
この客先では、これまで砥石はそれほど重要な工具ではなく、どれを使ったらいいのかわからなかった。 それ以降、被削材に合った砥石の選定を依頼されるようになった。