CBN(ボラゾン)とは?
ボラゾン(CBN)とは砥粒の種類で、米国G.E社で開発されたもので、ダイヤモンド砥粒に次ぐ硬さを持った砥粒です。
研削砥石は研削中に砥粒と加工物の間に瞬間的な高熱を発します。ダイヤモンド砥粒は炭素であり、可燃性であり、600℃から炭化が始まります。又、炭素は鉄と化合しやすくダイヤモンドの炭素原子が鉄に吸い込まれるので鋼の研削には不向きですが、ボラゾン(CBN)は空気中で1200℃まで熱安定性がある上に、鉄と化学反応を起こさない性質を持っています。
一般的にHRc50以上の各種焼き入れ鋼材を切り残しなく研削できます、研削熱が低いため、ボラゾンホイールで研削した材料は加工変質層も残留応力も少なく、特に工具の場合その性能が向上し寿命が延びます。
一般砥石からボラゾンホイールへの切り替えの相談にも応じます、お声をかけてください。